介護福祉士de行こう

介護職の専門性や技術、あり方を日々の介護を通して考えるブログ

介護福祉士の専門性

おはようございます。イムです。

 

今日は介護福祉士の専門性について書いてみたいと思います。

皆さんは介護福祉士の専門性って何だろう?と考えてみたことはありますか?

 

私は初めて職場へ配属になった時に感じたことは自分の職業は誰でもできる、何か雑務をこなす仕事なのかなぁと専門職と言われているのに何をどうすれば専門職なのか不満を感じていました。

それは何故かと言うと他の職業は自分の専門分野で業務を独占してしていて介護福祉士は誰でもできる仕事をしているからでした。この誰でもできる仕事と感じているのは今も変わらず、この誰でもできる仕事から一歩前に出る為には専門職として独自の視点をいかに強く出していくことが大切ではないのかなぁと考えています。

 

国に定められた社会福祉士及び介護福祉士

(定義)
第二条
2 この法律において「介護福祉士」とは、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、 身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であつて、 医師の指示の下に行われるもの(厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。)を含む。)を 行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とする者をいう。
                    

介護福祉士の方なら一度は目に触れられたことはあると思いますが私はこの定義をもとに介護福祉士ならではの視点に結びつけるのであれば、「主体的に生活できる支援を行う」ではないのかなぁと思います。

 

主体的、「自分で、考えて、判断して行動する。」これを手伝えるように普段の様子や今までの生活を知って、どんなことを今しようとしているのかを洞察できるようになれば最高だなぁと思います。

 

例えば、麻痺の為に食べこぼしがある患者さんに対して一口でも自分が食べる意欲があればエプロンや食べやすい食器を使うことや介助者がそっと腕を支えて食べやすいように援助すること。

 

これを目指して自分たちの環境をどう変えていけばいいのか・・・・文章を書きながら改めて考えさせられます。そこまで時間をかけられないことや全ての方にこれを実践するのは絶対に無理なのは分かっているのですが、食事の時に車いすのフットサポートから足を下ろして姿勢を整える。少しだけ自分で食べてもらう為に食器や食べ方、配置など当たり前と言われるようなことに私たち自身が介護に余裕を持って実践できれば完璧に主体性を引き出すことは難しいにしても介護福祉士の専門性ある行動につながっていくのではないかなぁと思います。

 

理想と現実のギャップは大きいですが今日も少しだけ前向きに介護できたらいいな。