介護福祉士de行こう

介護職の専門性や技術、あり方を日々の介護を通して考えるブログ

介護職と看護職の協働

どうも!イムです!「介護のコツ」シリーズで持論を展開させてもらってますが、ちょっと別の内容を書いてみたいと思います。

今から1か月くらい前にの8月23日24日で第23回日本看護管理学会学術集会のシンポジウムで講演させて頂きました。テーマはタスクシフティング・シェアリングを機に看護のプレゼンスを高める!と言うもので日本語にすると業務の移管や共同をして看護の存在感を示しましょう!です。看護職の学術集会でしたので、医師や看護職の管理者やどこかの教授の方ばかりで、どの方もハイレベルな講演ばかりでした。そんな中にポツンと介護福祉士が講演するのでかなり物珍しい光景だったと思います。しかも急性期から回復期、生活期まで幅の広い看護職の方が集まっていたので回復期で当たりまえに行っているツールや考えが、ほとんど通用しないので、講演中は15分がとても長く感じました。

私の講演はさておき、医療の現場も新しいことがどんどん取り入れられていて、たくさんの驚きがありました。一番驚いたことが急性期に介護福祉士を入れて行こうと働きが出てきていることでした。現場にローテーションで2名程度の配属でしたが取り組みを行っている急性期の病院は50名全てが介護福祉士でした。

私の急性期での介護のイメージは看護補助者として看護職が医療で手が回らない部分(オムツ交換や食事介助)を介護させるというものでした。ですがその病院が介護福祉士を配属させた経緯がより専門性の高い職種を取り入れ質を上げるという経緯でした。要するに私たちの手の回らないことを手伝ってもらう事から技術や考えのより高い介護福祉士に仕事を任せるという考えの変化があることです。

しかし、課題として現場の看護職の考えが看護補助者として見ている為、医療的なことが発生するまでの対応は看護補助者が患者さんの対応をするとの考えが根強く、それぞれの役割を持って協働して働く方向へもっていくにはもう少し時間がかかりそうでした。けど、管理者の考えが変わればそれだけ理解も変わってくることあると思うので勤められている介護福祉士の方は自分たちの専門性である患者の力を引き出す自立支援や心を支える支援を行えば、たとえ急性期の短い入院期間であっても存在感を示していけると思います。

講演の内容を聞いて介護福祉士として認められて働ける現場が増えていけばいいなぁと感じられる講演でした。

この他にもICTにタスクシフトするという演題で記録を音声記録できる機械を導入した実績を講演された物や介護福祉士は看護職がこれからも育てて行くんだ!などの面白い講演もありました。介護福祉士は国家資格として創設されて10年以上は立つので介護福祉士介護福祉士で育成すればいいと思いますが...いろんな考えがあるようです。ですが医療の現場や介護の現場と、どの現場においても介護福祉士が現場でチームの一員として役割を明確にして果たしていくことは大切だと思います。何となく「俺は介護をしにきたからチームや連携、他の職種はどうでもいい...」なんて自分だけの介護をしている方もいることは感じますので自分の職業の専門性を理解してチームとして患者さんをケアしていける介護福祉士でありたいなぁと思います。

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今日も1日、頑張っていきましょう!!