介護福祉士de行こう

介護職の専門性や技術、あり方を日々の介護を通して考えるブログ

介護福祉士になって今思うこと

どうも!イムです!今日は私が介護福祉士になって思うことを書いてみたいと思います。

私は友達のすすめで介護福祉士の養成校へ行きました。2000年に介護福祉士の資格ができて、1年くらいで流行りの時期だったような気がします。テレビなんかでも高齢化が来るなんてやっていたような記憶があって、友達が「これからは介護がはやる。」と話していたのがきっかけで興味を持ちました。

勉強はあまり得意ではないので卒業と同時に資格が取れていいなぁと思い養成校を選びました。無事卒業できて介護福祉士を取得、就職先は学校の求人で1番給料がよくて家から近くを条件に探していると老健も併設の病院で、そこの老健が先輩たちの間で評判がいいのを聞いて今の病院へ就職します。老健で就職するつもりが配属は病院でした。

2000年は回復期がスタートされた年でもあり、回復期のリハビリ介護を行うことになり、よくわからないままのスタートで当時は実習先のように介護すれば何とかなるだろうと思っていました。

しかし、私が実習で経験してきた時間ごとにトイレ誘導、オムツ交換、飲水は、そこにはなく患者さんごとに時間設定してあり個別に組まれた計画が立てられており、食事と入浴の時間が決められていること以外は全て自分でリハビリの時間の合間をぬって、できるケアを自分でしていくものでした。

時系列で仕事が決まっていないことほど新人にとってつらいものはありません!何をやっていいのか、ただひたすら先輩のやってることを見て、まねするしかなく、独り立ちしても先手をとれる先輩が患者さんのケアに入っていますので、いつも決められた時間にできる食堂への誘導や入浴場への移動の介助しかできませんでした。さらに追い打ちが看護師さんが医療的なケアも行い介護福祉士とケアも協働して行うので、同じことができる上にプラスで医療的なケアにも関わる姿を見ると介護福祉士は雑用係のような感じすらしました。

そんなことがあり、最初の新人面接のときには「介護福祉士と同じことができて医療もできる看護師になります。介護福祉士はできることが少なく役に立ちません。」と言った覚えがあります。

その時に師長に言われたことが自分の職業性が理解できていないのなら、きちんと教科書でもなんでも調べて看護師と介護福祉士の違いを勉強するべきではないのか?それからでも看護師になるのは遅くないのではないかと言われました。

その後に調べた介護概論の教科書には介護福祉士とは何ぞやと書いてあってご丁寧に看護師についても書いてありました。何をするかが解決されて病院でできることが増えたわけでもありませんが何か自分のやっていることは患者さんの少しは役に立っていると思えて続けることができました。

あれから17年がたち介護福祉士の必要性や質がかなり問われる時代になりました。トイレに行って、食べて、寝ることを手伝い、話し相手になることが寄り添うと言われた時代から、障害を抱えてでも社会に出て自分の人生を楽しむために介護する時代に変わりました。患者さんの手となり足となり支えていく知識や技術、他職種とコミュニケーションを取る能力とたくさんのことが求められるようになってきています。

ですが、そのことに残念ながら気づけていない方もおられます。私が思うのは介護福祉士が認めてもらうには介護福祉士が自分たちで発信することやリーダーシップを取っていくしかないと思います。

実際に「看護師にバカにされるから病院で働くのは嫌だ、よく働けるね。」と言われたことがあります。それは自分自身が問われた内容に知らないことが多すぎてあきれられてるだけで、その時に恥をかいてでも教えてもらう事や勉強することが大切だと思います。そこから広がる人間関係や知識がいつか必ず自分を作る土台になります。そんな繰り返しで介護福祉士として少しずつ成長していくのだと思います。

能力がないことを人のせいにしてとどまっている人にバカにされることがあるかもしれませんが続けていくことや追い求めることで、ある時「そういうことだったのか!!」と見えてくる世界がありますので介護福祉士としてこれからも頑張って行こうと思います。

ではでは今日はこの辺で!!1日頑張っていきましょう!!